私はニッセンのお姉さんに
「一週間くらいは待てます」
と余裕かましていたのだが。
病気(?)にも拘らずのんは体力がある。
柵超え対策をどれ程うっても、会社から帰ってくると
必ずのんはリビングの扉の向こうで尻尾振って待ってる。
コタツのコードはぼろぼろ。
床は汚物が転々と。
カーペットも臭い。
はぁーやぁーくぅ、こーいーこーい。
とお正月の音楽が頭を流れる。
24日前後お届け予定。
後だったら、訴えてやるかんな。
という飼い主の気迫が通じたのか
サークルは23日に来た。
「重いですよ」
と宅急便のおじさんに言われたが
38キロくらい、のんの悪戯に比べたらなんでいっ。
と、息子と共にリビングに運び入れる。
折りたたみを広げるだけで、完成というのもナイスだ。
のんは、それがいかなるものかも気づかず
嬉しそうに入っていった。
ガッシャン。
扉を閉めた時、私には満面の笑みが広がっていたに違いない。
あれ。
という顔をしたものの、彼女もお気に召したらしく
そのままそこに、ごろんと寝た。
問題は、後。
床にひくものだ。
サークルを探した時に高さは低いものの
大きさは充分なサークルがあった。
それは下のトレイだけ別売りしていた。
サイズも同じようだった筈。
と、ダッシュで車を走らせゲット。
アイリスオーヤマの、特大トレイ。
それはもう、ぴったり床に収まったわよ。
見た目もばっちり。
犬が来て、一番幸福になった瞬間かも知れない。